宮本から君へ / 新井英樹

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(総合)
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今回のおすすめマンガは新井英樹の『宮本から君へ』。定本という愛蔵版で、全4巻。
新井作品は以前の『キーチ!!』『ザ・ワールド・イズ・マイン』に続き3作目のレビューとなりました。
このブログで同一作者で3作品レビューというのは他に無いと思います。
ということで皆様お気づきの通り、『キーチ!!』で衝撃を受けた私は新井英樹にずっぽりハマってしまったのでした。
一応言っておきましょか。
作者は天才。(3回目)

どこがどうすごいのかは過去のレビューを読んで頂くとして、本作はその中でもとくに、キッツい1作となっております。いや、全部キツいんですけど、今回のキツさは他作品のキツさとまた違って……キツキツ言ってますけど、私、この作品と前回レビューの『ヤサシイワタシ』のために「トラウマ」タグをご用意しましたw
この作品、15禁指定にしなくていいのか。まじで。

ネタバレにならないよう解説しますと、新米サラリーマンの話です。といっても島耕作ではなく金太郎でもない、ただひたすらリアルな日常が描かれています。
本作を読めば、リアルってこういうことなんだ、と考えさせられます。
「ありそうなこと」を描写するんじゃないのよ。
「あったこと」をごまかさずに描写すること。それがリアル。
とにかくキッツい作業です。描いてる方も読んでる方も。本当のリアルってね、「あーあるある」なところでは済みませんよ。思い出したくないことや、目を伏せていること、あったかも知れないこと、そういうのが全部あぶり出されるから、キツいんです。

『ヤサシイワタシ』同様、こういう作品って、やっぱ他のレビューとか読むと賛否両論なんですね。許せないとか、大嫌いですとか。そういう気持ち分かりますよ。なんで金払ってこんな思いしなくちゃいけなんだという。
ぱらぱら読めるマンガで仕事のストレス発散したい人は別の作品読めばいいんす。本作は、そうではない人、マンガの中に何かないか、何かヒントになるものはないか、と真剣に探している人にこそ、読んで欲しい物語だと思います。

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