ハルシオン・ランチ / 沙村広明

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(総合)
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本日のおすすめ漫画は沙村広明先生の『ハルシオン・ランチ』全2巻。
こないだ「同一作者で3作品レビューというのは他に無い」とか言っといて、よく考えてみれば沙村作品のレビューもこれで3作品目ですか。
いやー好きです。この作者。絵が上手だしバカだし。

過去レビュー『シスタージェネレーター』『おひっこし』では、主にこの作者の「上手さ」と「性癖」について話したと思いますが、本作は完全なギャグマンガですので、前述2作品とはまた毛色が違います。どんだけ器用なんだこの作者。

ざっくり概要を説明すると、なんでも食べてしまう&リバースする少女の嘔吐シーンに異常な描写力を発揮する作者が放つSF+排他的サブカルパロディ作品ですね。
どれくらい排他的かというと「ちなみに途中究極生物が女の脚をさすった時と同じ効果音がしますが仕様です」→「ウィンウィンウィン」とかそれくらいのレベルなので、笑えない人は読むの止めた方がいいかもです。
いや、でもまあ、ジョジョやら初号機やらコーエーやらAKBやらエグザイルやらドラクエやら北○鮮やら、ありとあらゆるものをネタにしてるのでどこかに引っかかると思いますよ。
たった2巻にめちゃくちゃぶっ込んでますので。

物語としては、一応SFとして筋は通ってる感じです。一応微妙ですが恋愛要素もありますし、ものっすご偏ってますがエロもあり、全2巻ということでサクッとお楽しみ頂けるんじゃないでしょうか。前にも書きましたが、バランス感覚のいい作者です。
とは言え、私としてはそれよりも、こういう物語をこういうテンションでこういう具合に描ける漫画家は沙村広明だけだと断言できるので、その唯一無二感と、才能の無駄遣い感がたまりません。
もっと描けばいいのになー。
描かねえんだろうなー。

ということで、一般市民に気を遣っておすすめ度は☆4ですが、本当は☆5です。ぜひ一読を。

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